◎私が国家試験を受験したのは第4回国家試験(2001年?)でした。STという国家資格ができたばかりだったため、移行期間ということで、養成校を出ていない私(小学校教員)のような者にも一定の条件で受験が認められていました。(第5回まで)
◎脳神経が12対あることも知らなかった私は、試験までの6ヶ月間に、大量の知識を詰め込むことが求められました。学習の進め方を試行錯誤していたとき、「横浜コミュニケーション研究会」というサイトで語呂合わせに出会いました。
◎私が行きついた日々の勉強法をご紹介します。ご参考まで。

サイクル学習(30分x3で1サイクル)

※30分くらい集中してやっていると飽きてくるので、30分おきに勉強スタイルを変えた。次の日に備えて12時には寝ることにしていたので、1日2サイクルから3サイクルやっていた。

①過去問を解く(30分)

〈ポイント〉
・「全く分からなかった」問題、「勘で正解」した問題にポストイットをつける。
→後日再度取り組み、自信がついたらポストイットを外す。(ポストイットを付けなかった問題は、自信がある問題なので繰り返さない。)
・解説をよみ、正解するために必要な知識で自分がまだ知らなかったことにアンダーラインを付ける。
→覚えるターゲットを明確化。

②語呂合わせを作る(30分)

〈ポイント〉
・①でアンダーラインをつけた部分を中心に、語呂合わせを作る。
・5分以上考えても語呂合わせになりそうにないときは、あきらめて次の問題へ。
→5分間制作に向き合うだけでも、結構頭に残ることがある。

③記憶アイテムを作る(30分)

〈ポイント〉
・語呂合わせとその内容を記憶するためのアイテム(録音や単語帳など)は、覚えたい知識(語呂合わせ)を想起できるまで繰り返し使う。(何度も脳を刺激する)
→アイテムを使う場面を想定して作ること!
・私の場合:片道30分の通勤で3回聞けるように、10分テープに10分間分を録音した。単語帳は仕事の合い間のすき間時間に使った。なお、単語帳の表面は語呂合わせで、裏面はその意味するところにした。
・録音は「語呂合わせ+(5秒の間)+記憶事項」で行ない、語呂合わせから「記憶事項」を素早く想起できることを課題とした。
・覚えたものとそうでないものを仕分し、覚えていないものは繰り返し録音し直して、繰り返し聞いた。単語帳は、覚えたものを外していき、覚えにくいものを中心に練習した。

☆①②③の内容や順番は、適宜変えていきます。
☆私の場合、①は常に「過去問を解く」でした。ポストイットを全て外すまで、徹底しました。
☆受験前1〜2ヶ月は、②「言語聴覚士テキスト」を読む、③「語呂合わせを作る」でした。

※常に「できる問題」と「できない問題」、「覚えたこと」と「そうではないこと」を仕分するようにして、ターゲットの明確化を行い、「勉強の効率化」に努めましょう!