[語呂] |
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[暗記事項] |
〈頂さんうとうと〉、服の着方を忘れてた |
右頭頂葉の病巣で着衣失行。 |
ゲルストマン、〈各界〉から〈盗聴〉され〈右往左往〉。〈計算違い〉を〈指〉摘され、恥を〈書く〉 |
ゲルストマン症候群は左角回上部から上頭頂葉小葉下部の病巣。4徴候として、左右障害、失算、手指失認、失書。 |
〈計算違い〉で〈頭頂〉できず |
失計算の病巣部位は頭頂葉。 |
〈殺され〉たくなかったら〈全行〉〈程〉をへること |
記憶障害を伴う主な疾患と言えば、コルサコフ症候群、前交通動脈瘤破裂、低酸素脳症、ヘルペス脳炎などがある。 |
おなかが〈へる〉と、〈そっと〉早弁した〈記憶〉 |
ヘルペス脳炎における記憶障害にいたる病巣は、側頭葉。 |
コルサの故障を〈完〉〈全〉になおした〈記憶〉 |
コルサコフ症候群における記憶障害を伴う病巣は、間脳と前頭葉。 |
〈全校〉の〈前に来て〉誉められた〈記憶〉 |
前交通動脈瘤破裂における記憶障害を伴う障害部位は、前頭葉基底部。 |
〈最低の〉〈記憶〉は〈海〉のこと |
低酸素脳症における記憶障害を伴う病巣部位は海馬。 |
〈ウトウト〉〈反則、無視〉しちゃだめよ! |
半側空間無視の病巣部位は右頭頂葉。 |
〈紙粘土〉をなくして泣いた〈単純〉なやつ |
観念運動失行は単純動作の失行。 |
〈観念〉した〈連続ド〉ロボウ |
観念失行は連続動作の失行。 |
〈積木〉で〈構成〉しました |
構成失行とは立方体の平面図の描画、立体的構成の障害。 |
〈地方〉の〈医師〉は除外され |
痴呆(認知症)、意識障害、意識低下による言語障害は、失語症から除外される。 |
〈けん〉ちゃんの〈ちょうちょ〉はきれいな〈服装〉が好き |
健忘失語や超皮質性の失語では復唱が良好。他の失語では短期記憶の問題や音韻性の問題から不良となる。 |
〈健ぼう〉の〈エピソード〉 |
健忘失語ではエピソード記憶が選択的に障害される。 |
〈あなた〉の〈努力〉に、ご苦労さん会として立派な〈調理会〉は〈どうかい〉?(※あなた→アナルトリー) |
純粋アナルトリー(純粋語唖)の特徴は、努力性が強いこと。聴理解、読解が良好なこと。(発話量-、流暢性-、構音-) |
〈知っ〉〈てん〉だよ、ランドセルくれ! |
小児失語症を伴うランドー・クレフナー症候群は、脳の器質的損傷は認められない。脳波異常(またはてんかん発作)で発症し、聴覚的認知が特異的に障害される。(知的発達障害は伴わないことが多い。) |
〈正直〉な〈あなた〉は報われる。(※正直→書字、あなた→アナルトリー) |
純粋語唖(純粋アナルトリー)では、書字が口頭言語よりもはるかに良好である。そこで患者は、進んで筆談しようとし、またその方が実際のコミュニケーションに役立つ。 |
〈殿堂〉、〈炎上〉 |
伝道失語の病巣部位は、頭頂葉の縁上回が代表的。 |
〈音〉の〈伝導〉不全です |
伝導失語では、言語表出のすべての側面、すなわち、自発話、呼称、復唱、音読、書字に音韻性の錯語、錯書がみられる。 |
発音を自分で直し〈でんどう〉(※自己修正) |
伝導失語では、発話は流暢であるが、音韻性錯語とその自己修正が多くみられる。(音韻性錯語は、特に復唱で出現しやすい。語頭音ヒントの有効性は低い。理解は良好である。) |
〈右〉手で〈右〉折、〈交差〉点(自転車の運転をイメージ) |
交叉性失語とは右利き右半球損傷による失語のこと。 |
ここはどこ?あの顔知ってる?〈ウソつくとことよ〉! |
相貌失認、地誌的失認の病変部位は、いずれも右側頭後頭部の病変。 |
〈右の病〉室は、〈急〉な〈病態〉変化にやる〈かた〉なし! |
病体失認とは、片麻痺の存在を無視あるいは否定する症状である。急性期にみられる。広範な右半球損傷で生じることが多い。 |
〈体〉にいい〈砂糖ちょう〉だいよう~ |
身体失認の病変部位は左頭頂葉。 |
右にもいる運動の虫、左にもいる運動の虫 |
運動無視の病巣は、左右どちらの場合も生じる。 |
〈使節〉は国の〈中心前後〉で混乱 |
肢節運動失行は、左右の中心前回、中心後回の病巣で起こり、対側の上肢に起こる。 |
〈左右〉から〈構成〉 |
構成障害は、左右どちらの病巣でも起こる。 |
〈各界〉の代表が集まって〈市〉〈町〉村〈体〉育〈連合〉を結成! |
角回は、視覚、聴覚、体性感覚の連合野に囲まれており、言語そのものをつかさどるというよりも、周囲の皮質からの情報を言語領域に中継する役割を担っている。 |
〈各界〉で読み書き故障 |
角回の病巣によって、視覚と聴覚の情報の統合ができずに失読が生じ、また、視覚と運動覚の情報の統合ができずに失書を生ずる。失読失書には、呼称障害を伴なうことが多い。 |
注意しないと〈見当〉たらない〈数字〉 |
見当識、数唱ともに意識状態の検査によく用いられる。 |
〈しし〉は〈仕事〉で〈三〉〈べん〉前回り |
ブローカ領域とは左下前頭葉弁蓋部および三角部をさし、それぞれブロードマン第44野と第45野に相当する。 |
〈さあ角界〉困った、読み書き不能 |
失読失書の病巣部位は、左角回。 |
「書いた字を読めない」と〈独り言〉(左後頭) |
純粋失読は、患者自身が書いた文字を、本人が読めない。左後頭葉損傷で生じる。(視覚入力における読みの障害であり、“なぞり読み”のような運動性促通kinesthetic facilitationが可能。急性期に右同名半盲や右半側空間無視を伴なうことが多い。) |
身軽に迂回 |
迂回反応は、比較的軽度の患者でみられる症状である。健忘失語ではしばしば認められる。 |
〈前頭〉(まえがしら)〈保持〉 |
「保続」は前頭葉損傷で顕著に現れる。 |
前向性健忘とは近時記憶の障害である。見当識が障害され、作話もみられる。 |
〈前向き健ちゃん〉、〈近所〉で評判。でも、〈作り話〉は〈見当はずれ〉 |
連ちゃん、上手に描いても「これなあに」 連ちゃん、〈こしょう〉の〈使用法〉忘れてた |
連合型視覚失認患者は、物品の絵は正確に描けても、それが何であるか呼称できない、使用法の説明もできない、という状態である。 |
〈プロ〉は〈休む〉〈構え〉もみせず、〈一息〉で〈すばやく話そう〉と〈努力〉 |
発話の流暢性は、プロソディ(韻律)、休止、構音、一息で話せる語数、会話の速度、努力性などを総合的に判断する。 |
失った言葉、〈事〉〈故〉後〈復〉〈調〉、〈読み書き〉も |
失語症の観察方法における5つの側面には、自発話、呼称、復唱、聴理解、読字書字がある。 |
階段を〈ふむ〉のわ〈すれた〉。〈無〉惨に落ちた |
標準失語症検査(SLTA)は、26項目の下位検査を実施し、反応を6段階に評価する。 |
失語の言語五領域を検査〈するた〉 |
標準失語症検査(SLTA)は言語機能の総合的な検査を目的としたもので、話す、聞く、読む、書く、計算の5つの検査領域からなる。 |
〈わび〉方は〈A級、C級〉 |
WAB失語症検査は、重症度の指標として失語指数(AQ)や大脳皮質指数(CQ)を用いる。 |
反則、失効、〈言〉〈動〉を〈わび〉る |
(※自動車免許をイメージ) WAB失語症検査は言語機能の総合的な検査を目的としたもので、言語性能力と併せて失行、半側空間無視、非言語的能力についても評価する。 |
こう〈すた〉失敗は〈当分〉ないよ |
(※当分→構文) STAは構文能力の評価を行う。 |
失語症検査:①連続漫画でお話〈するだ〉、②〈わび〉る情景目に浮かぶ |
自発話を引き出す検査には、SLTA(standard language test of aphasis)の連続漫画絵、WAB失語症検査の情景画がある。 |
〈レイ〉ちゃんの〈弁当〉は〈四角〉だったと〈記憶〉してます |
REY複雑図形検査、ベントン視覚記名検査は視覚記憶検査。 |
それ〈み~や〉!〈タンゴ〉の国でついに〈連合〉 |
三宅式記銘力検査は言語性記憶検査。単語の対を覚える対連合学習。 |
〈ギャーッ〉、そんなに〈大きくなって!だいたい〉食べすぎだよ! |
ギャレットは失語症患者に対する拡大・代替コミュニケーション技法(について「代替的なシンボルというより、表出手段が不十分な人を援助する方略の総称」と広義に定義した)。 |
ギャレットの〈言〉〈動〉〈記〉 |
(※動:非言語的) 拡大・代替コミュニケーションの訓練については、言語様式内での代替や日常生活的な非言語的手段による代替、人工的な記号系の学習による代替の3種が考えられる。 |
〈気のいい〉仲間で再編成 |
(※気のいい→機能が良い) 失語症訓練法の一つ「機能再編成法」とは、残存する機能を代償的に活用して言語機能全体を再構成するものである。 |
メロディに合わせて〈みっと〉、口もなめらか |
MIT:メロディーを利用し、発話面の障害に対して用いられる訓練法。 |
壊れたシャッター、使える道具で持ち上げろ |
遮断された言語機能を残存する機能により回復させる遮断除去法。 |
刺激〈臭〉で元気がで〈ェ~ル〉 遮断され、マイ〈ウィイ グル〉グルまわるのみ |
刺激促通法では、失語症を機能が抑制されているか、アクセスの障害と考える。伝統的な刺激法(シューエル)や遮断除去法deblocking(ウェイグル )がある。刺激法では質・量ともに適切な言語刺激を用いて言語系の賦活化を図る。遮断除去法では、残存する言語様式を前刺激として用いる。 |
反則ハイルマン! |
半側空間無視とは、大脳半球病巣の対側の刺激に反応せず、またそちらを向こうとしない症状(Heilmanら、1985)で、右半球損傷による左半側空間無視の方が重症。 |
〈ビット〉ってどんな〈虫〉 |
半側空間無視の検査にはBIT行動性無視検査日本版が使われ始めている。 |
ビットの〈行動〉、通常は〈無視〉 |
BITには、線分末梢、模写、線分二等分線試験などの一般的な半側空間無視検査で構成された「通常検査」の他に、電話をかけたりメニューや記事を読んだりなどといった日常生活場面を想定した「行動検査」が含まれており、リハビリテーションの手がかりが得られやすい。 |
左手で書くと、〈手本に重ねて〉〈苦労ず〉る |
左半球損傷でしばしばみられるClosing-in現象とは、手本の上に重ねて書き込んでしまうというもの。手がかりや練習によって描画は改善する。 |
手続きなら、〈ハノイの父〉さん、〈今日ええぞう〉! |
手続き記憶の検査としては、ハノイの塔や鏡映像描写などがある。 |
〈前途〉多難!〈ワシ捨て〉られて〈流暢〉なこと言えん |
前頭葉症状の検査には、WCST(Wisconsin Card Sorting Test)や語流暢性検査、(Stroop Test)などがある。 |
頭を打ったが、どこが〈いだい〉かわからない |
頭部外傷後遺症として、交通事故などによる急加速と急減速が原因とされる「びまん性脳軸索損傷」(DAI)がある。注意、記憶、知能、行動など様々な側面において障害がみられるが、特定の脳部位の損傷に起因する巣症状としてはとらえにくい。 |
〈パサッと〉情報処理〈だい〉! |
DAIの検査としては、情報処理能力の検査であるPASAT(Paced Auditory Serial Addition Task)、その他、注意や前頭葉機能の諸検査がよく用いられる。 |
自然な〈ペース〉で自然なやりとり、〈デイ〉センターの〈コック〉さん。飲んだジュースは〈19杯〉 |
PACEの開発者はデイヴィスとウィルコック(1981)。 |
指定をうけていない?そりゃ〈びっくり〉 |
ピック病は、厚生省特定疾患で難病指定をうけていない。 |
こうじくん、〈自発〉的に〈集中〉して取り組んだ〈記憶〉は、ある? |
高次脳機能障害の症状として多く認められることとして、発動性(自発性)の低下、注意の障害(集中できない)、記憶の障害(、病識の欠如、遂行能力の障害、抑制の障害、柔軟性の障害)等があげられる。 |
〈アルツ〉(スキー場)ヘ向けて出発〈進行!麻痺〉して渋滞。ぼくのせい?ごかいだい、だい、だい。 |
語間代logocloniaは、語尾を反復する。進行性麻痺、アルツハイマー病など。 |
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